言の葉の庭
沖縄では梅雨入りがもう既に宣言されているが、日本各地ではこれから梅雨を迎える。
今やアニメーションにおいての雨、天気の描写といったら新海監督の作品ははずせない。
新海監督の作品といったら圧倒的な背景美術がやはり最大の特徴。リアルに描くことは聖地巡礼を後押しする。
御苑、年に数回行っているのに写真がなかった…。
代わりに「雲のむこう、約束の場所」の聖地。
あらすじ
『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer
新海監督が作ったショートムービーはやっぱりすごいなぁ。
持ち運べる映画
あんまり話題にされてはいないが、持ち運べる映画(何かの雑誌に書かれていた?)というサブコンセプト?があったらしい。
2013年というとiPhone5sが発売された年なのだが、その容量は16、32、64GB。
先月発売されたiPhoneSEの最小容量が64GB。
所持しているiPhone5s16GBの現ストレージ容量がこちら。
その他ってなんだよっと思ったが今でいうシステム関係も含まれている。それにしても16GBはきつかった。
で、映画「言の葉の庭」は46:04の再生時間で1.82GB(1080pHD)。
16GBの場合だけど、一本のしかも46分の動画で一割占めると考えるときつい。
当時のスマホってこんなもんだったのね。月日の経過を感じる。
とまあ、時代に合ったコンセプトがいいよねっという話でした。
感想
「言の葉の庭」は映画→漫画→小説という順に出されていて、角川文庫「小説 天気の子」が309Pに対し、「小説 言の葉の庭」は396P。
順番的に後出しの物語ではあるが、映画「天気の子」の再生時間が1:52:13であったことを考えると、映画「言の葉の庭」に納まらなかった物語は多く、小説まだだよって人はぜひ小説を読んで欲しい。きっとまた印象が変わる。
小説では、映画であまり触れられなかったキャラクターの視点でも語られていて、どのキャラクターも憎めないんだよな~。
「言の葉の庭」には本作以降で見受けられなくなった己の弱さ、気持ち悪さが描かれて、だからこそ共感できる部分が多い。詩っぽさが残っている。
評価
★★★★★
好きなところしかなくて、悪いところがないんだから当たり前。
選曲いいし、「君の名は。」も同じなんだけど、クライマックスにむけてイントロ始まるのめっちゃいい。
孝雄の「あんたは一生ずっとそうやって、大事なことは絶対に言わないで、自分は関係ないって顔して、ずっと一人で生きてくんだぁ!」の後、雪野が何か言うより先に大泣きするっていうのが良くて、またそこに音楽も太陽もすべてが合うってのが、新海監督すごいなぁと思う。
7年経って作画が今と遜色ないって普通に凄くないですか。
まとめ
なんといっても46分という観やすい時間でまとまった内容。
小説でさらに楽しめる。完璧。
映画短いためか小説も結構版伸びてるし、意外と読んだ人多いのかな。
梅雨入る前にぜひ観て欲しい、見直したい作品。
近年の御苑は外国人が多かったが、今年は落ち着くと思われる。
6/2から開園らしいです。新宿御苑HP