アニメ

視聴したアニメの感想を思うままに

未来少年コナン

放送は1978年。

前回観たのは、再放送か親父が持っていたというDVDでの視聴で、10年以上前小学生の時だったと思う。

放送は40年前だというのに親父がストーリーとキャラクターの名前をいまだに憶えていた。当時の小・中学生の心に大きな衝撃を与えたことだろう。もちろん今観ても大きな衝撃を得られるだろう。

不朽の名作を観て欲しい。

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あらすじ

磁力兵器を使った最終戦争が起こり、地球の地軸は狂い地震や大津波が襲って来て、長い間栄えてきた文明はいっぺんに崩れ、世界中のほとんどの人間は死んでしまいます。物語はそれから20年後の孤島で始まります。コナンがおじいと二人で暮らしていたところへ、一人の少女が流れ着きます。それまで地球で生き残っていたのは自分たちだけだと思っていたので大喜びしますが、そこへ科学都市インダストリアからモンスリーたちがやって来て少女ラナを連れ去ります。その時の争いでおじいは亡くなってしまいました。悲しみを乗り越え、コナンはラナを救うため旅立ちます!

引用元:未来少年コナン公式HP「作品紹介 STORY:」より

評価

 ★★★★★

 

宮崎駿監督の完全に監督名義での初作品。この後、「カリオストロの城」、「風の谷のナウシカ」、ジブリへ。

やっぱりコナンが魅力的だな。身体能力が抜群で行動は子供っぽいんだけど、精神が大人。15話で素直に謝るのにハッとさせられるし、この時のコナン演じる小原乃梨子さんの声が絶妙に落ち着いていて個人的に好き。声でいうと、ラナ演じる信澤三恵子さんの声が幼いんだけど、色っぽいっていうあまり聞かない声でよかった。

昔観た記憶はたしかで、22話のコナン、ジムシィ、ダイスがトロッコを担いで水中に潜るのをみて、風呂で真似したものだ。

全体通して血の演出がないのも高評価。小学生5・6年生向けの作品ということで、銃やロケットがとにかくあたらない。モンスリーが言った「たまには当たることがあるのね」が個人的にツボだった。

クライマックス、ギガントでの戦闘も好きで、自分の中での「未来少年コナン」はギガントの翼の上を走るコナンが思い浮かぶ。 

 

好きな話数が後半に多いのは、それだけ前半含め非常にテンポがいいからだと思う。小学生向けの冒険活劇で、ハッピーエンドが見えているから安心して観られる。コナンなら大丈夫、なんとかなるっていうのがある。(これは現代の「俺TUEE」に通じてるかもしれない、通じていない。コナンマジ謙虚。)

まとめ

10年ぶりに観たけれど、テンポがよかった。別に絵も古臭いとは思わなかった。まあこういうものだと分かっていたからかもしれないが。

原作アレグザンダー・ケイ「残された人々」を読んだことないがどうやら暗い話らしい。そんな物語を明るい冒険活劇でアニメにしたことが凄い。

5月からNHKで再放送してる。

来週の土日に1~6話の再放送があるみたい。

「未来少年コナン」デジタルリマスター版、NHKで13日、14日に再放送

今冬、ジブリの新作だけど、「アーヤと魔女」楽しみ。