最終巻が100倍おもしろくなる「俺ガイル」語り まとめ
2019/11/23(土)、小学館カルチャーライブ『シリーズ完結記念!最終巻が100倍おもしろくなる「俺ガイル」語り』第一部14:00~16:00に行ってきた。
会場の座席数が250席だったので、1部、2部合わせて500名程度しか聞けてないということになる。
きっとどのような内容が語られたのか気になる人がいると思うので語られた内容をおおまかにまとめていきたい。
- ①オープニングトーク
- ②シーズンごとに振り返る「これまでの俺ガイル」その1
- ③「俺ガイル制作秘話」
- ④シーズンごとに振り返る「これまでの俺ガイル」その②
- ⑤読者からの質問コーナー
- ⑥お楽しみ抽選会
- まとめ
①オープニングトーク
この「俺ガイル」語りに参加するため、北は北海道、南は長崎から「ガイラー」が集結した。
小学館を刑務所に見立て、俺ガイルの版行期間を刑期、壁に穴掘ってポスターで脱獄するというおなじみ「ショーシャンクの空に」のネタでカルチャーライブは始まった。
MCを芸人兼小説家の天津向が務め、渡先生がボケて天津向さんがツッコむという感じで終始会場は笑いに包まれていた。
俺ガイルは大きく分け、
ファーストシーズン(1~3巻)「出会い」
セカンドシーズン(4~6巻)「知る」
サードシーズン(7~9巻)「疑う」
ファイナルシーズン(10巻~)「答え」
とまあこんな感じに分けられる。
ファイナルシーズンの「答え」は勝手につけました。
②シーズンごとに振り返る「これまでの俺ガイル」その1
・ファーストシーズン(1~3巻)「出会い」
「ラブコメの『全部のせ』」。
1巻はラブコメ全部のせ。考えうるラブコメにありそうなことを全部やろう。
概念としてのラブコメ。
生まれたときからラブコメ。
裸のままラブコメ。←こう言っていたかは覚えていない。
ネイティブラブコメ。
「ビターエンド」
2巻は1巻の反動でラブコメにしては内容が暗くなる。
ここで編集長の圧に負けず、我を通したこと結果今の俺ガイルにたどり着いた。
もしここで負けていたら、1巻のような内容をずっとループしていたかもしれない。
「伏線の回収、新たな伏線」
3巻は「出会い」の章のまとめであり、1、2巻の伏線を回収、そして新しいキャラ(陽乃、遊戯部等)が登場する巻である。
遊戯部に関して、アニメでどうなるのか個人的に楽しみな点である。
「ドラマCD特装版」
アニメ化の話はここであった。
アニメやるならドラマCD。
両方とも同じ声優さんにやってもらいたい。
キャラソンを作りたい。歌を歌うための脚本。「アイカツ」並みに自然な流れ。
ファーストシーズンまとめ
「全力でラブコメをやりつつ、結局は似て非なる『渡航』になっちゃった。」
・セカンドシーズン(4~6巻)
「八幡キャンプ行くか問題」
普通ならキャンプなんか行かない。
そこでどういう過去、どういう関係(小町)ならいくかキャラの掘り下げ。
「俺ガイルシリーズで異端の連作短編」
エンタメの中でビターをうまくかけた4巻。
プロットを立てていない。
構成は5巻が一番うまい。
仕事がうまくいかない理由、私怨から生まれた相模南という最高のキャラクター。
一つの会社一つのセクションに必ずいる存在。
セカンドシーズンまとめ
「相手のことを『知る』セカンドシーズン、相手のことを『疑う』サードシーズン」
③「俺ガイル制作秘話」
だいたいガガガチャンネル生放送と同じ
これに加え、それぞれのキャラクターの人生をまとめた履歴書なるものがあるらしい。
④シーズンごとに振り返る「これまでの俺ガイル」その②
・サードシーズン(7~9巻)
「積み上げてきた『6巻まで』、掘り下げていく『7巻から』」
関係値を築き、そして壊す。
「最重要キャラ『一色いろは』」
八幡に寄り添えるクズがもう一人ほしい。
「社会人経験」
いつまでも進まない会議、先週のおさらいから始まる会議、ブレインストーミングいつまでやる問題。
サードシーズンまとめ
「『知ること』から『疑うこと』へ。積み上げてきたもの壊すターンへ。」
事前の情報を壊す。ラブコメ、修学旅行から竹林しかない。
既存の関係を壊しながら、三浦や海老名さんら向こう側の人たちを知り始める。
10、11、12巻で終わる予定。
12という切りのいい数字。12ヶ月等。
・ファイナルシーズン(10巻~)
「10巻から『青春群像劇』」
他の視点が入る。interludeは誰が言ったとしても伝わるようになっている。
「酸っぱい葡萄を手に入れたら、本当に酸っぱかった。」
決着かと思ったら、決着ではなかった。
拭いきれない違和感がある。
12巻後半は締め切り直前に丸々変えた。
ささいな違い、単語一つで持つ意味が変わってきてしまう。
ファイナルシーズンまとめ
「自分だけの『言葉』を探す物語。答えを諦められない。それが青春。」
⑤読者からの質問コーナー
Q:働きながらライターは大変か?
A:大変
Q:影響を受けた小説家、文章は?
Q:他作(アニメ制作等)からの影響は?
A:経験値アップ。
Q:何億稼いでいるか?
A:7兆
⑥お楽しみ抽選会
まあこれは運なので。
10/250→1/25。
こう考えるとあまり倍率は高くなかった?
もちろん当たらなかったけどな。
まとめ
とまあなんとなくまとめてみた。
今回のカルチャーライブの映像はアップされるのかわからない。
映像をとってはいたけどね。
今回参加できなかった「ガイラー」の一助になれば嬉しい。
個人的にグッズ買えたし、貴重な話も聞けたので行ってよかった。
俺ガイルアニメ3期に向けて盛り上げっていこう。
Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆
もっと日常的に観たアニメの感想を書くつもりで始めたブログであったが、最近は映画の感想ばかりになってしまいとても心苦しい。
それでも観てきたわけで感想を書いておく。
あらすじ
『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』PV第3弾<2019.11.08 ROADSHOW>
親竜王国ルグニカにあるエリオール大森林。
それは人の干渉を拒絶する《氷結の森》。
その溶けない雪と氷に覆われた森の奥に、一人の少女と一体の精霊が暮らしていた。
二人に契約関係はなく、ただ成り行きで共に日常を過ごすだけ。互いの胸に秘めた罪悪感と使命感に急き立てられながら停滞した時間。
触れ合える距離にありながら、決してより添うことのない二人に、運命は容赦なく、全てを焼き尽くす業火となって襲い来る。
❅
『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』に続くアニメ完全新作エピソード第2弾となる本作で描かれるのは、エミリアとパックの出会いの物語。
いかにして二人は強い絆で結ばれるに至ったのか—。
TVシリーズ第1期の前日譚にして、第2期へと繋がる一人の少女と一匹の精霊が紡ぐ《運命の物語》が今、幕を開ける。
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過去があって今がある
この物語は昴がエミリアと出会う7年前が主になっており、あどけなさが残るエミリアがまあ可愛いこと。
服の色が肌色に近くて一瞬ドキッとしちゃったりして。
というのを挟みながら、嫉妬の魔女に容姿が似ているだけで嫌われ、それでもエミリアはエミリアで。
そんな不遇を経験してきたからこそ、昴みたいに容姿で差別せず嫌悪ではなくむしろ好意をもって接してくれる存在がどれだけありがたく、今の生活が幸せなのだと知ってはいたけれど痛感させられた。
またそんな時期を共に乗り越えてきたエミリアとパックの絆はちょっとやそっとじゃ切れないのだなぁと、昴これからも頑張ってくれと思った。
アニメ第2期へと続く物語
リゼロは短編が充実していて、「Memory Snow」に続き「氷結の絆」も短編集の内容らしい。らしいというのは円盤まで収集出来ていないわけで、なので個人的にこの「氷結の絆」は未知であり、内容もアニメ2期、物語4章に繋がるもので見応えがあった。
今回の劇場版は友人から誘われなければ観なかった可能性が高かった。そのために氷結の森から出る直前の話なのかなぁと思っていた←違った。これ書く際にはじめてPVを観た。
エミリアとパックの絆が深まった一方、どうしてもパックへの不信感・契約は誰と結ばれ、破っても大丈夫なものなのかという疑問が生じる。
そこまで考えながら観たり、読んだりしてるわけじゃないけど、果たして2期へと繋がっているのか?
アニメ2期はどこまでやるか
自分はアニメ2期は2クール、内容は4章までだと考える。
理由は二つ。
一つ目は4章の物語(量)が大体1~3章の物語に匹敵するということ。自分小説は毎巻買ってはいるが、13巻から読めていないのでWeb小説とどの程度変更点があるのか確認できてはいないが、3章のラストシーンも残っているわけで描かなくてはならない出来事が多いのではないかと。
二つ目は4章と5章の間に一年(たしか)という時間の隔たりがあるということ。前述の通り小説読めてないので、時間経過変わっていたら理由一つになっちゃうけど大丈夫だよね。変わってないよね。変わってないとして、一週間経ったら一年経っていました、、、っじゃあ性急すぎやしませんかね。
大体この二つの理由で2クール4章までになるのではないか。
番外編の内容で終わるのが美しいのではな~いのか~ね。
まとめ
おすすめ度 ★★★★
物語を繋ぐ話ということで、一見さんお断り感があるのはしょうがない。
話題性を切らさないための劇場版とも言える。
今回の映画で一番よかったことは、特典小説。
表紙裏、著者のところに書いてある通り、過去の他陣営の物語はとても貴重だった。
リゼロは店舗特典をまとめて出してくれているし、今回手に入れられなった人も期待してよし。
二期の円盤にも小説付くみたいなので、買えたらいいな。
「Redo」3年経った今聴いてもいい曲だなぁと思う。
冴えない彼女の育てかたFine
2017年テレビアニメ「冴えない彼女の育てかた♭」から2年の月日を経て、アニメも完結となった。
2年前のちょうど今と同じ時期に原作の13巻(平成29年10月20日)を読み,その冬の原画展に行ってから冴えカノへの関心は途絶えてしまっていた。その時期に買った限定版メモリアルブックは今日まで開封されず埃をかぶっている。
公開初日に視聴して、無事特典と豪華版パンフレットを手に入れた。
冴えカノは一生手放さないかな。
冴えカノファンなら誰でも楽しめる
冴えカノはもう人気過ぎて、知らない人はいないのではないか。
TVアニメから入った人が多いのでは、かくいう私もその一人である。
アニメを観るときに原作を先に予習しておくか、アニメ視聴後に原作に触れるかというのは、なかなか結論が出ない。
オリジナルアニメは少ないから原作があるアニメでは、原作に先に触れている場合、アニメでは物足りなく感じることが多い。
その点、今回の劇場版はオリジナルの部分が多くて、原作を読んでいる人でも楽しめる。楽しめた。
ただもったいないと思ったこともある。
アニメ3期十分にできたのではないかと。これについてはもしかしたら既に理由が述べられているのかも。
加藤の誕生日の出来事なんかあっさりとしていた気がする。
原作読んでいた時は確か巻の終わり(11巻)で、この先どうなるの?って凄い気になった。
だから、劇場版はアニメしか観てきてない人損してると思う。
これじゃ原作厨になってしまうけど、原作のメッセージの表現とか工夫されているから、面白いから。
そりゃ深崎暮人先生の絵は名状し難き魅力があるけど、それだけじゃここまでの人気にはならない。
各キャラの魅力が際立つシナリオ、設定があったからだ。
エンドロール後の流れとか分かったもん。
とにかく伝えたかったのは、私みたいに原作終わって冴えカノロスに陥っていた人でも楽しめる内容である。
続編、ゲームはあるのか?
アニメ3期ではなく劇場版、しかもFineと題名についているため、冴えカノはこの劇場版を持って完結だろう。
劇場版は原作6巻分が尺に収まるように構成されたもので、やっぱりそれなりのイベントが映像化されていない。
詩羽先輩があまりに不憫だ、は言い過ぎか。
なのでとりあえずゲーム化は期待してもいいのではと思う。
ただ、深崎先生が冴えカノに携わるのがこれで最後とTwitterか雑誌かで見た気がするので、深崎先生書き下ろしのグッズ等は今回の劇場物販、もしくは円盤で最後になるのでは。
お金に余裕ある人は買うが吉。私は金欠。
まとめ
★★★★★
TVアニメシリーズ1期2期と制作してきたスタッフがTVアニメシリーズ1期2期と視聴してきたファンに贈る完璧な着地だった。
ギャグとシリアスな要素のバランスを取りながら、綺麗な大団円を迎えた。
こういう作品はそうないと思う。
ぜひ今月最終巻が発売される私が一番好きなライトノベルもアニメ3期で大団円を迎えて欲しい。
一つ文句をつけるのだとしたら、この作品の制作に少しでも携わった人たちの名前をエンドロールだけではなく、パンフレットにもちゃんと載せて欲しかった。
なぜならば、焼肉屋の店員さん?が、自分的にタイムリーなキャストだったと思われるのだガガガ、パンフレットに載っていなかったので、前売り券を使い劇場で確認しなくてはならないからだ。
特典小説7週とも欲しいが、金欠なので無理だろう。
ライブビューイングの内容(ネタバレあり)
自分が覚えている範囲でまとめ。
焼肉屋で「肉転がして~」とか言っているのがおそらく唯一のアドリブらしい。
キスシーンは息合わず2回録り。
安野さんは声優として初めてのキスシーンだった。
キスシーン後、紅坂さんが右手のリハビリをしているが、それには爆ぜろという思いが含まれているやもしれぬ。
赤崎さん出口間違える。
ライブビューイングで不満だったのは進行を務めた松澤千晶さん。
登壇したキャストさんへの相槌がため口だったり、質問が「何かないですかね~?」とキャスト任せなものが多く、観ていて不愉快だった。キャスト陣の対応完璧だったけどね。
この人が他作品で司会をやっているのを観たことがあるが、その時にも同じ印象だったので、そういう人なのだろう。
制作に携わった人が司会やった方が素人目線でいいと思うけどな。
詳しく内容知っているし、伝えるべきポイントもはっきり理解しているはずだから。
春奈るなさん歌上手かったな~。
空の青さを知る人よ
公開当日、台風19号の影響が出る前に視聴してきた。
この作品は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、「心が叫びたがっているんだ。」を制作した超平和バスターズによる第三作品目。
前2作同様舞台となるのは埼玉県の秩父。
今タイトルはこれまでの2作に比べ、山に囲まれ東京に程よく近いという秩父の土地としての特徴が活かされている。
都会に出ていく人、地元に残る人、どちらの人にも葛藤がある。
その葛藤の理由が何であれ、田舎者だけが抱ける悩みなのだと気づかされる。
上京した人、田舎でこれからの進路に迷っている人、そのどちらの心にも刺さる作品。
あらすじ
両親を失い田舎で二人暮らしの姉妹。
東京を夢見る相生あおい。
地元で働く姉・あかね。
二人の前に現れたのは、姉のかつての恋人、慎之介。
そして、13年前から来たもう一人の”慎之介”。
姉のしあわせと、私の初恋。
選べるのは一つだけ—。
果たせなかった夢をそれでも探し続ける—。
ターゲット層広め
最初に書いた通り、田舎の特色がある。
高校生2年生の少女が抱く後悔、妹のため地元に残る決意、夢見て地元を出たがゆえの苦悩。
この中のどれか一つにでも当てはまれば、この作品を観て共感できるものがきっとある。
実際にこの作品を観ていたおじいちゃんもいた。予告等でなにか引っかかるものがあったに違いない。
そういった点も含めてあおいと同じ10代からあかねや慎之介と同じ30代、さらに年上の方も楽しめるだろう。
実在する背景
聖地巡礼によって経済効果も見込める今日において、実在する背景を用いるのは当たり前になっている。
空青ではキャラクターの個人宅とお堂以外のシーンは秩父に実在する場所らしい。
きっと秩父に詳しい方が聖地まとめてくれるので、この秋はそれを見て巡礼するのが楽しそうだ。
まとめ
おすすめ度 ★★★★★
「井の中の蛙大海を知らず」の由来は中国「荘子」で、「見識が狭い」という意味がある。
「井の中の蛙大海を知らず」に続く文言はのちに日本人が付け加えたもので複数あり、どうやら正式にこれといったものはないらしい。
「井の中の蛙大海を知らず」の後に続く一つである「されど空の青さを知る」には、「狭い見識(世界)を持っているからこそ、自分の専門分野は詳しく知っている」という意味らしい。
ネットで調べただけなので「らしい」ばっかですみません。
あかねにとっての「空の青さ」とはあおいのことで、だからおにぎりの具は昆布だったと。
空飛ぶのが今年のブームなのかね。
気になったら台風19号が過ぎたら観にいこう!
HELLO WORLD
公開初日に観てきた。
つまり一週間前なのだが、感想を。
観た理由
そもそも観る予定ではなかった。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形ー」の第三週目の特典を取りに行ったのだが丁度時間が空いてしまったので観た。
監督がSAOの伊藤智彦監督だったり、舞台が京都だったり、3DCGアニメーションだったり、予告は観ていて興味がなかったわけじゃないのだが、絶対に観たいとは思ってなかった。
映画『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』予告【2019年9月20日(金)公開】
3DCG
今まで観てきた3DCGアニメーションより、3DCGアニメーションは苦手だった。好きではなかった。
パンフレットに2Dキャラクター設定が載っている。やっぱり2Dのほうがいいな。
階段上るシーンとかはCGらしさが出ていて良かった。
声優はやっぱし…
基本的にはアニメーションの登場人物には普段から声の仕事をしている声優さんをキャスティングしてほしいと思っている。
この作品では主軸の3人のキャラクターを俳優の方々が声をあてているが、凄く合っていると思った。
特に堅書直実については高校生の落ち着きのない感じなど上手いとさえ思った。
てか高校生ってこんな感じだよね。こんな感じ、だった……よね。
音楽…すみません分かりません
「HELLO WORLD」のためだけに結成された「2027Sound」。
髭男は最近よく取り上げられているので知っているが、音楽に疎いもので、他の方々は存じ上げません。すみません。
一つ言えることはOST買うか迷ってる。
まとめ
★★★★
忖度なしに面白かった。
最近SNSにほとんど触れていないのでこの作品が話題になっているのかどうかわからないが、そこまでって感じなのかな。
個人的にですが「天気の子」より面白かった。
なにが勝っているか。
圧倒的企画・脚本。バトルシーン。
僕なんかがどれほど言葉を尽くしたところで公式HP、パンフレット、原作には及ばないので気になったらチェックしてください。
評価したい(代替の言葉が思いつかん)のは、3DCGアニメーションで作られた作品であること。そういう前提だったらしいのだけど。
僕自身やっぱり2Dアニメーションの方が好きである。映像で差は生じると思う。
でもたまには3DCGあってもいいじゃん、と。
中国のアニメ業界がCGで発展しているとかいう話を聞くと、日本はどうなの?って。
そういうタイミングでこの作品を観て、日本のアニメCGもいいじゃんと思ったわけです。
結果的にか分からないけれど、構造物が多く、そして動く作品であるため3DCGアニメーションじゃないと大変だったんじゃないかな。
ただ、ラストシーンは未だに理解出来てない。
なので「HELLO WORLD」もう一回観たいとは思っているが、今年アニメ映画多くない⁈
小説買います。
「天気の子」は多分もう劇場では観ません。もう一度観るとか言ってたけどね。
天気の子
2019年7月19日。
今回は先行上映がないということでネタバレの心配をすることもなく公開日に視聴してきた。
その感想を述べていきたい。
まとめはネタバレないのでぜひ。
1.あらすじ
「あの光の中に、行ってみたかった」
引用元: 映画「天気の子」HPより
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
事前に観た特報等の動画からはあまり期待をしていなかった。
ただ、スペシャル予報の過去作品の動画とスパクールの絶妙なマッチに思わず涙した。
銃という道具が新海監督の作品と結びつかず、どうにも期待は煽られなかった。
「君の名は。」よりも「秒速5センチメートル」、「言の葉の庭」といった作品の方が好みであるので、方向性としてこちらの好みに偏ればいいなと思っていた。
2.気になるならば観に行くべき
一番気になるのは観に行くべきかどうかといった判断だろう。
個人的な意見としては、少しでも興味があるのならば観に行くのが良いと思う。
今回の「天気の子」に関しては過去作の視聴に関わらない。
良くて「君の名は。」を視聴しているとなお楽しめるといった程度だ。
「君の名は。」以前の作品を観ていないのならば、過去作品は視聴せずに劇場へ足を運ぶ方がよいだろう。
今回一緒に「天気の子」を観に行った友人は過去作品を視聴していなかったが十分に満足していた。
新海監督の代名詞である映像美は健在で、新たにカメラワークにも工夫が見られ、エンターテイメント性は前作「君の名は。」以上だろう。
3.ネタバレ
映画として当たり前のことなのかもしれないが、大雨により東京が沈むことなんか事前に知りようがなかった。「君の名は。」同様、災害への意識を想起させてくれる。
実際に大雨で東京が沈むというのは考えにくいが、南海トラフ地震や周期的にもうすぐだと考えられる関東大震災により東京が沈むというのはあってもおかしくはないだろう。
今回、音楽を前作「君の名は。」同様RADWIMPSが担当すると知った時、「またかよ」と思った。「君の名は。」では計4曲の歌詞付きの曲が使われていた。初めて視聴した時はこれはこれで有りだと思った。
けれど二回目はない。あっても今じゃない。正直音楽が足を引っ張っているとさえ思うところもあった。せっかく美しい映像があるのだから、それだけで魅せるというシーンを増やしていい。
ネタにされつつある夏美役の本田翼さんの演技であるが、演技以前に言葉が悪く思えた。社会が抱く大学生のイメージとはあのようなものだろうか。あの言葉遣いも含めキャラと捉え、物にしてみせるのが役者の腕の見せ所かもしれないが…。
まとめ
おすすめ度 ★★★★
ここまでの評価は映画だけを観た感想である。
きっと観ようかどうか悩んでいる人は評価サイトでいろんな意見を目にするだろう。そんな人に声を大にして言いたい。そこに書かれていることの多くは私と同じく映画だけを観た人の感想であるということを。
映画だけを観た感想には、なぜこの作品を作ったのか、どういう過程を経て今上映されているのか。
それらはパンフレットに書いてある。
今の時代は嫌が応にも他人の意見に触れてしまう。そして多くは疑うことを知らない。
どうか自分で確かめて欲しい。
私もパンフレットを読み込んでもう一度視聴してみようと思う。
改めて気づいたことがあれば更新していきたい。
でも一度見てメッセージが分からない作品もどうかと思うけどね。
もっとうまい宣伝文句があったんじゃないのかな。
ひぐらしのなく頃に
名作と知りながらも今まで敬遠してきたアニメ。
名作と思うのは名曲があると知っているからだ。
「you」は誰しも耳にしたことのある曲ではないだろうか。
6月19日の「綿流し」を転とし、鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編、暇つぶし編、目明かし編、罪滅し編と物語が構成されている。
鬼隠し編は2006年の当時、視聴していたならば間違いなくトラウマになっていただろう演出。
現在は放送倫理等気にして、地上波で放送することはできないのではないだろうか。
慣れとは面白いもので綿流し編を観るころにはOPの奇妙さ恐ろしさも しっくり感じていた。
OPの最後、空とカラスからの雛見沢へのカットは実際に観たことのある風景なので親近感がある。
舞台モデルとなった白川郷には昨年観光で立ち寄ったことがある。アジア系の外国人で賑やかであった。そこで暮らす住人には静かに暮らすには迷惑であろうと同時に、収入源であることも察せられる。
ただの観光地だとは思うが、「ひぐらしのなく頃に」を視聴した後だと、
五時きっかりに閉まる商店など、来るもの拒み、去る者追うという言葉は昔は確かに使われていたのではないかと勘ぐってしまう。
昔の作品を観ると今の作品に求めすぎてるのではないかと思わさせる。26話なんかは今なら作画崩壊のレベルだ。だがそれも昔の作品だからと許容出来てしまう。
目というのがキャラクターにとって重要なパーツであることが分かる。目の描き方で受ける印象が大きく変わる。
目明し編がお気に入りだ。
上手いなぁと思わずにはいられない考えられた構成だった。
残念だった点
永遠に繰り返される6月は別の世界線であり続けて欲しかった。
原作未プレイであるから、構成がどう違うかは分からない。
綿流し編を視聴し終わった際に6月の「綿流し」を中心とした物語に複数の結末を考えるのは面白いと思った。
それゆえに別の世界線の存在が明かされたとき、少しだけだが白けた。
まとめ
「ひぐらしのなく頃に」は導入であり、疑問を与えて終わる。そのため、評価は「ひぐらしのなく頃に解」視聴してから考えたい。
/*2020/09/27追記
10月からリメイクが放送され、そういうば感想書いたわと思い出した。結論からというと「ひぐらしのなく頃に解」はすぐに観た。2019年の7月に観ている。
1~5話の厄醒し編、6~13話の皆殺し編まではよかったのだが、14~24話の祭囃し編の失速感に書く気力がそがれた。
OVA等含め、視聴し直したらもう一度レビューしたい。
*/
ゲームをやったら間違いなく面白いのだろうとアニメが教えてくれる。
繰り返しになるがゲームは未プレイであり、原作とアニメを比較することはできないが、アニメは原作の魅力を十分に伝えていると思う。
中原麻衣さんが出演しているというのは、個人的にこの作品を推す理由の一つになり得る。
ひぐらしに敏感になる。