アニメ

視聴したアニメの感想を思うままに

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

日劇場版が公開ということで復習してきた。

外伝からもう一年とは月日の流れの速さを実感する。

原作未読。

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あらすじ

実はリアルタイムで観なかった。いい作品というのは分かっていたし、情報はちゃんと入ってきていたんだけど、天邪鬼症候群を発症していたんだと思う。

そんな当時の俺と同じくまだ観てないという人のために以下あらすじ。

とある大陸の、とある時代。

大陸を南北に分断した大戦は終結し、世の中は平和へ向かう気運に満ちていた。

戦時中、軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来ていた。
戦場で大切な人から別れ際に告げられた「ある言葉」を胸に抱えたまま――。

街は人々の活気にあふれ、ガス灯が並ぶ街路にはトラムが行き交っている。
ヴァイオレットは、この街で「手紙を代筆する仕事」に出会う。
それは、依頼人の想いを汲み取って言葉にする仕事。

彼女は依頼人とまっすぐに向き合い、相手の心の奥底にある素直な気持ちにふれる。
そして、ヴァイオレットは手紙を書くたびに、あの日告げられた言葉の意味に近づいていく。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイトより引用

 


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 Violet Evergarden CM

評価

★★★★★

 

世界同時配信ということで、京アニとしてもかなり自信をもって制作した作品だったのでは。

ヴァイオレットのイメージが原作と違うなど原作とアニメの相違点においてブログに書いている人がいたので、気になる人は調べてみるといい。

構成

4~7話というのは、1話独立でどの話数からでも作品に入れると思う。7話の飛ぶシーンなんかは当時大分盛り上がっていたと思う。多くの人を取り込める構成だった。

多くの人が一番泣いたのは10話だと思われるが、それがちょっと残念。純粋な子供の悪意のない言葉がささるし、個人的に(京アニ,子供,泣く)=汐がよぎる。

10話、11話で感情が豊かになったということを表現する。11話でクトリガル国に行かなければ、12、13話に繋がらないので11話は必要。だけど10話がなくても物語が成立してしまう。一番の感動したところが物語の本筋に関係していないように感じてしまってそれが残念だった。

13話にて「命令はいらない」とはっきりと意思を持ったヴァイオレット。

「愛してる」の意味を少し分かって映画へ。

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個人的違和感

文字が書けない人の代わりに代筆する人のことを自動手記人形、ドールと呼ぶのだが、人形、ドールという言葉が気になる。

この物語においてそういう設定、呼び方なのだが、現実世界で人形、ドールは差別用語として捉えることもできる。

代筆してもらうことをありがたいと思う人がいる一方、6話最初のリオンのように自動手記人形(の生き方)を苦手、蔑視?している人もいる。

結局この物語において自動手記人形がどういう立ち位置なのか分からなかった。

2話の説明だけじゃ足りない気がした。俺の考えが窮屈すぎる?

美術

美術は全部よかった。OPにも使用されているし、物語の世界観を形成していた。

神美術。

人は財産。残念だ。

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OP

話数進むと「Sincerely」の歌詞ってのは響く。

曲調もあると思うが、カット数が少ない。これはマイナスな意見ではなく、「全然違和感なく、いいね」って意見。

曲調にあったカット数というのもあるんだなぁと理解。

まとめ

原作者の暁佳奈さんって女性でいいかな?

名前からではなく、この物語は男の自分では思いつかない、想像できないと感じた。俺何様って感じなんだけど、繊細な作品だなぁと。

夜中に手にする飲み物「紅茶」は女性であってほしい。偏見か。

さらに偏見を重ねると、女性が描くものはハッピーエンドである。

ギルベルトの死体見つかってないっていうのはね。

原作読んでなくてもいろいろ調べると知っちゃうんでね。

劇場予告で映像にあわせて「WILL」を聞いて鳥肌が立った。


『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』本予告 2020年9月18日(金)公開

 最後にアニメ「氷菓」の続きが観たかった。