サムネみてなんとなく面白そうだったので視聴した。
実際面白かった。
あらすじ
大学生時代、世界七大陸の最高峰を制覇した猿渡五郎と、ザイルパートナーのロストマンは、エベレスト山頂からうっすら見える人工衛星を見つけ、次は宇宙を目指す。宇宙へのルートとして二人は別々の道を選ぶのだが…。
感想
2stシーズンで少し失速するが、それでも非常にテンポがいい。物語の中では、かなりの月日が流れていると思われるがそれを感じさせない。
主人公の猿渡吾郎は破天荒で野性味溢れる見た目ではあるが、いざという時に先を見れる冷静さがあり、かっこいいなと思う。
CGでの演出を多用しているが、1stシーズンではよかったと思う。現実世界での実際の動きを求めるというのは野暮というもの。観ていて気にならなかった。
宇宙におけるアメリカvs中国。実際のところどうなのか分からないが、今の世界情勢を考えるとこういう出来事があっても不思議ではないと思う。
毎話OPカットの回収がいつ来るか楽しみだった。
EDのスケアクロウさんめっちゃいい。自分の知らなかったアーティストを見つけることができるのもアニメ限らず作品を観る理由であってもいい。
個人的に一番のポイントは1stシーズン10話の浮かぶハイヒールと転がった眼鏡です。
評価
★★★
評価に迷った。というのも個人的にすごい好きな物語で、1stシーズンはテンポもよく、CGの使い方も気にならなかった。
しかし、2stシーズンの4話以降にでてくる猿渡家がある団地のCGが擁護しようなく本当にひどかった。メカのCGがよかっただけに残念だった。
また、2stシーズンになってからいろいろな困難があって人が死ぬのだが、吾郎の母である猿渡良枝さんの死があっさりとしすぎている。その後の後出し的な設定で感動したのだが、やっぱり急すぎた感じ。
1stシーズン冒頭に2stシーズンラストでもどる構成はおもしろかった。
どうやら原作から変わっている点が多々あるみたいなので原作も読みたい。
まとめ
「宇宙アニメ」で調べるとランキングで上位に出てこないのが不思議な作品。
「プラネテス」、「宇宙兄弟」と比較されてもおかしくない作品じゃないかと個人的には思うが、やはり放送がWOWOWだったということで認知度があまり高くないのが影響してるか。
制作のスタジオ雲雀は聞き馴染みがなかったが、最近はLerche名義でクレジットされることが多いとのこと。ラルケなら知ってた(カニファン)。
TVアニメ「メジャー」もスタジオ雲雀が制作。
1979年設立と歴史ある会社なのでこれを機に覚えておきたい。
Twitterにてまわっていた「アニメ制作会社別にみるキャラの泣いてるシーン」に載っていなかったのでちょっと文句言ってきます。