ボールルームへようこそ 12話~24話
「ボールルームへようこそ」12~24話の感想です。
1~11話の感想はこちら
僕が感じた疑問というか失望というのは、一期では結局主人公の多々良にペアが決まらなかったことです。
そう僕は、富士田多々良と花岡雫がペアを組むと思っていました。
しかし、ダンスにおいてコンビを組むことは結婚と等しく(顔合わせをお見合いと呼ぶ)、兵藤ペアは9歳から組んでいるのであれば、なおさら僕が考えていたようにならなくて当たり前でしょう。
しかし、二期を観終わってマジで面白かったです。きっと一期で僕と同じように考えていた人ほど二期は面白く感じるのではないでしょうか!
では前回と同じく気になった、面白かった回の感想を述べていきます。
12話 出会い
高校から始まります。
多々良「友達たくさん作るぞ。五人くらい。」…おもろい。
自己紹介。
前の席の赤髪の少女は音楽を聴くのが好き。 ダンスはあんまり好きじゃない?
OP「Invisible Sensation」。
かっけぇ。
一期同様かっこよすぎです。
ただ灰色や黒がおおく使われていて、喧嘩?みたいなカットもあって内容的にはすこし暗めなのかな?と思いました。
OPにも新しい人物がいて、一期となんとなく違う空気を感じました。
ここで賀寿の登場!
その一期と違うんじゃないかという空気が賀寿の登場により、少し和らぎました。一期の主な人物の近況にも触れられますし。
そして仙石のダンスを観て、仙石のすごさを改めて知ります。
ここで「気持ち悪い」という言葉が出てきます。
二期ではこの気持ち悪さの正体が重要だと思いました。
そして、
多々良「なんでこの子がこんなところにいるんだ⁉」
赤髪の少女の名前・緋山千夏。
声優さん 赤崎千夏さん。
両方ちーちゃんだ。
16話 四本足
13~15話でペアを結成した多々良と千夏。
多々良の成長が分かり、個人的に好きな回です。
東京都民ダンススポーツ大会優勝に向けて練習していく中で、OP中にでてくるけんか?のシーンが出てきます。
二人のすれ違いがあり、転を非常に大きく感じます。
これからどうなるのか、うまい終わり方です。
17話 表現者
千夏はダンス経験者であることを始めは隠していて、さらに上手で、なんか棘のある言葉が多くてとあまり好きじゃなかったんですけど、ちゃんと葛藤を抱いていて優しい言い方ができないだけなんだと分かるとすごく可愛く見え始めました。
けんかもいい争いから議論へと変わり、これまでのどうなっちゃうのだろうかという不安はなくなり始めます。
18話 背番号13
OPを観ているときに気がついたことがあって、それは多々良・千夏ペアをお似合いなペアだと思い始めていることです。
二期の最初にあった失望というのはなくなっていました。二人の今後がどうなっていくのか楽しみで仕方ありません。
この18話というのは、凄いんですよ。
作中に一期OP、二期OP両方のカットが出てきます。
それだけなんですけど、この回の始めと終わりにそれぞれのカットを入っていて、粋な演出だと思いました。
予選はリーダーが審査されるだけに、多々良のリーダーとしての成長も感じることができる回です。
21話 扉(ドア)
リードは女の子に対して道を開けてあげるもの。
ドアを開けるように。
やっとEDの演出の意味も分かり、EDもいいなぁと思いました。
千夏がドアを開けていく演出◎。最後には…。
おそらく千夏が本郷のファンである本当の理由が明かされます。多分…。
仙石の弟子である多々良とペアを組むことは、まるで必然的であったように思えます。
22話 リーダーパートナー
釘宮の過去が語られ、苦悩を知ります。
OPとこれまでの出番であまりいい感情を抱いていませんでしたが、釘宮は決して嫌な奴ではないと分かります。
ボールルームへようこそのキャラってみんないいですよね。嫌な奴だと思っていても、どこかに必ず人間味があって愛せるポイントがあるんですよね。
そして釘宮の年齢も明らかに…。
釘宮の背番号はきっと関係あるでしょう。
23話 伝統と進化
準決勝から5つのダンスに、決勝からは審査方法が変更するという設定はうまいなと思いました。
どのダンスがどちらのペアに分があるか考えさせられます。
ワルツの四本足を超えた演出◎。
24話 ボールルームへようこそ
べニーズワルツでドアを二人で開ける演出とてもいいです。
ダンスを始めるきっかけになった感情。「見ろ」という感情を与えられる側から与える側へ。
24話にして1話とつながるのが秀逸だと思いました。
多々良の成長を強く感じます。
幻想的な演出で、ドレスの色が変化するのはとても映えてよかったです。
そして一期二期OPを想起させるカット。本当に面白いです。
まとめ
マイナスな点がないので当たり前ですが、
おすすめ度 ★★★★★
「終わり方が…」とか言っていい作品ではないですよ。24話にしてやっとスタートラインに立ったわけですから。
しかもそのことを一期OPからずっと訴えていたんです。
OPアニメーションの重要性に気づかされました。ずっとOPアニメーションに出てくるカットを探してしまいます。
僕が今まで視聴してきたアニメOPで一番好きです。
ドストライクな音楽と構成です。
僕がOPに意味を持たせたいだけなのかもしれませんが…。
OPばかり触れていますが、EDも好きです。
「お互いのテンポが重なるって素敵じゃない」という歌詞に合わせて、二人の歩くテンポが合うところが好きです。
小松未可子さん普通にすごいなぁと思います。「僕たち宣言」歌っている人と同じ声に聞こえないですもん。
また、作品通して随所に笑えるポイントがありシリアスな部分とバランスが取れていると感じます。
原作未読なので、明日全巻揃えてきます。
連載再開するみたいで嬉しい限りです。
応援したい作品はちゃんと新刊で買いましょう。
そして3期へと繋がってほしいです。