アニメ

視聴したアニメの感想を思うままに

ef-a tale of memories.

 

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僕は「CLANNAD」を視聴していることにアニメオタクかどうか一つの境界があると考えていました。

しかし、芸能人の影響、Nintendo Swicthへの移植で多くの人が「CLANNAD」を知ったと思います。

良い作品が多くの人に認知されるというのは、とても嬉しいことではありますが、少しの寂しさ、アニメオタクである優越感が欠けてしまった気がします。

 

このような状況で僕は「ef-a tale of memories.」を視聴しました。

 

そして「アニメってやっぱりいいな、面白いな」と思いました。

 

これからもしアニメが好きという人に会ったら、

僕はきっと「efって知ってる?」と聞かずにはいられないでしょう。

 

 

 

ストーリー 

第一話だけ

 

広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。
紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、雑踏の中に少女の姿を見つけキャメラを向けるが、つい彼女の姿を撮りそびれてしまう。
一方麻生蓮治は駅で新藤千尋と出会う。翌日、そしてその次の日も蓮治は無人駅におもむき千尋と再会するのだが――。

引用元:「ef-a tale of memories.」オフィシャルページ

 

上のストーリーを読んでわかるように少年少女の恋物語が同時並行で進みます。

 一話を視聴しただけでは、分かりにくいです。

しかし、わざと分かりにくくしている?理由もあるので安心して困惑してください。

 

 

感想 

まず感じたのは、セリフの言い回しです。

一話冒頭、

「僕はずっと思っていた。いつか自分が特別な人間であると言われる事件があると…。いつか自分には特別な才能があると言われる何かが見つかると…。」

 

僕も常に抱き続けている願望というか、認められたいが故の特別性、人間なら誰しも考えたことがある感情の吐露から始まります。

 

この最初のセリフでもう心打たれ、好きな脚本だと思いました。

 

画に最初は抵抗がありました。

ですが、この時代の作品はこういう画であると既に体験していたので視聴し続けました。気がつけば違和感はありませんでした。

 

演出を評価しているレビューは多々見ますが、音楽も相当よいかと。僕は好きです。

担当しているのは、天門さんと柳英一朗さん。

天門さんは「秒速5センチメートル」の音楽を担当した方ですね。

秒速5センチメートル」のOSTはBGMで聞くくらい好きです。

それゆえに、efの作中でBGMが流れると秒速が頭をよぎってしまいます。

それだけに音楽が強すぎると感じたりもしまして…。

 

テーマソング「euphoric field」が流れるタイミングは絶妙で鳥肌が立ちました。

 

作品の中盤不穏な気配があります。

「あれ、殺しちゃうのかな?」みたいな( ´∀` )

 

この時代はだんごが流行ったんですかね…。

 

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「大家族みたいなテレホンカード⁉……欲しい」みたいな。

 

OPとEDを飛ばしちゃう人が存在するみたいですけど、この作品みたいなことがあるので自分は絶対飛ばさないですね。

手間はかかると思いますが、工夫があるだけでいいなと思います。

 

 

蛇足

この作品の原作のオープニングアニメーションを新海監督が担当していたのにも驚きました。

YouTubeにdemo movieがあるので観てない方は観てください。

「Other voices -遠い声- 」に制作話もあるので興味のある方は見てみるといいかもしれません。

 

また新海監督と天門さんの作品が観たい。

 

 

まとめ

おすすめ度 ★★★★

 

心打つセリフはすごく多かったです。

ですが、物足りなく感じました。

1クール1ヒロインで見たかった作品です。

 

僕が抱くシャフトのイメージは「物語シリーズ」そのものでした。

そのため原作に寄せていったがためにあのような演出なのかと思っていました。

しかし、「ef-a tale of memories.」を通して、文字を使った演出、背景主体のカット、不思議な色づかいなど他の制作会社と異なる作風は、原作に依らずシャフトの色だということがわかりました。

 

 

続けて第二期である「ef-a tale of melodies.」を視聴していきます。